白川郷・合掌造り集落

2007.4.29観光


 GW,友人に誘われて,白川郷に行ってきました。終始運転でしたが…

 目的は,もちろん合掌造りの集落を見ることです。江戸時代から始められた養蚕のために,屋根裏のスペースを広くとり,そこで蚕を育てるようになったことがこの合掌造りの始まりと言われているそうです。奥飛騨の豪雪地帯にあるためか,45度を超える急勾配の茅葺き屋根が特徴的で,どの家屋も切妻屋根が東西を向いています。

 白川郷には,合掌造りの内部を観光客向けに公開しているところが数軒,民宿として合掌造りの家を利用しているところが何軒か,また合掌造りの家屋で土産物を売っているところなども多くありますが,それ以外にも,実際に人が生活しているところが何軒もありました。

 世界遺産白川郷は,私の期待を裏切ることはありませんでした。
観光地化の波が押し寄せていることは否めませんが,それでも,ここに流れる空気は,なんとも言えない風情や,自然に囲まれる心地よさを感じさせてくれました。
夜中にがんばって運転してきたかいがありました。


 白川郷をGWに訪ね,「早起きは三文の得」という言葉を実感しました。
ここに限らず,駐車場のキャパシティが少ない所に行く予定の方は,できるだけ早め早めの行動を心がけるとよいかと思います。
駐車場は,メインストリート沿いに個人経営のところが何カ所かありますが,駐められる台数が少なく開始時刻も不定のため,ほとんんどのドライバーは川向こうにある「せせらぎ公園」の大駐車場に集中するようです。8時に開きますが,8時台後半には大渋滞となり,見事にはまってしまうようです。
 おすすめは,メインストリート中程にある,「荻町駐車場」です。朝7時から開いています。ただ駐車可能台数が14台と極めて少ないので,すぐにうまってしまう可能性が高いと思います。私は7時数分過ぎに行きましたが,残りあと2台でした。
「せせらぎ公園駐車場」は,200台近く駐められますが,8時から開くので,タイミングが難しいと思います。遅くなると駐車場待ちの行列に並ぶことになります。
 駐車料金はどこもすべて一律500円です。
ちなみに,私が白川郷を後にした12時頃には,駐車待ちの行列が国道156号線にまで伸びており,インター取り付け道方面もまったく動いていませんでした。
もう一つおすすめなのは,白川郷を一望する展望台付近に駐車スペースがありますので,そこに駐めて歩くのも手かなと思います。
展望台からの眺めは後日紹介しますが必見です。
私は,荻町駐車場に駐め,歩いて展望台とその横のドライブインまで行きましたが,十分に歩ける距離です。



朝7時半過ぎ,合掌造りの屋根からは,明け方の冷え込みで降りた霜が朝日で溶かされ,白い湯気となって立ちのぼっていました。


白川郷の全景です。町の北端にある荻町城趾の展望台付近から撮影しました。



村の北側に位置するこの展望台から写真を撮影する場合は,朝がベストだと思います。
昼前になると,光が南側に回り込み,逆光で真っ黒に写ってしまうからです。







白川郷には,合掌造りの内部を観光客向けに公開しているところが数軒,民宿として合掌造りの家を利用しているところが何軒か,また合掌造りの家屋で土産物を売っているところなども多くありますが,それ以外にも,実際に人が生活しているところが何軒もありました。



ちょうど,茅葺き屋根の補修をしている場面に遭遇しました。
古い茅の隙間を広げ,そこに新しい茅の束を差し込んでいました。